Minecraft 1.7.10から最新版1.21.11への大変化｜鉱石分布・コマンド・レッドストーン完全ガイド

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📌 1分で分かる記事要約

• Y軸が拡張され（Y-64～320）、鉱石分布が全面刷新。ダイヤ・レッドストーンはY-54、ラピスはY0が最効率に変更
• レッドストーン新ブロック（観察者・銅ゴーレム・銅ランプなど）により、自動装置の設計自由度が大幅向上
• コマンド体系が1.13で全面改修され、/execute・/data・ターゲットセレクタが強化。スクリプト並みの複雑な制御が可能に
• 1.21.11「マウント・オブ・メイヘム」で、水中マウント「オウムガイ」・新武器「槍」・敵対マウントが追加
• 1.7.10の「永住バージョン」から現在まで、探索・戦闘・建築・自動化のすべてが進化

📝 結論

Minecraft 1.7.10から1.21.11への進化は、単なるアップデートではなく、ゲーム世界そのもの（高度拡張）と遊び方（採掘・建築・戦闘・自動化）の根本的な刷新です。特に鉱石採掘戦略、レッドストーン回路、コマンド制御の知識が古いままだと、現在のMinecraftでは効率が大きく低下します。本記事では、1.7.10ユーザーが最新版へ移行する際に押さえるべき3つの重要な変更点を、実践的な高さ・座標・設定値とともに解説します。

1. 世界高度の拡張と鉱石分布の劇的な変化（1.18～1.21.11）

1.7.10時代との大きな違い

1.7.10の鉱石採掘の常識

• ワールド高度：Y0～256（地下はY0まで）
• ダイヤモンド最効率：Y11～12（ブランチマイニング）
• レッドストーン：Y16以下で採掘
• 基本戦略：Y11を掘り進める一択

現在（1.18～1.21.11）の常識

• ワールド高度：Y-64～320（地下が大幅に深くなった）
• 負のY座標に鉱石が集中
• 採掘戦略が複数に分岐

各鉱石の最効率採掘高度（1.21.11現在）

実践的な採掘戦略

「全鉱石をまんべんなく欲しい」なら

Y15 でブランチマイニング → 鉄・金・石炭を確保
Y-54 でブランチマイニング → ダイヤ・レッドストーン・ラピスを一括確保

「ダイヤだけが目標」なら

Y-54 へ直行 → 深さ3～5層分掘り進める

「効率重視」なら

Y-54 で「2×2のトンネル」を60ブロック進める → 約1分で平均2～3個のダイヤ発見

1.18で何が変わったのか

1.18「洞窟と崖」アップデート（2021年11月）で、ワールド生成エンジンそのものが刷新されました。

• Y軸の拡張：地下が64ブロック深くなり、「深層バイオーム」が追加
• 鉱石分布の再計算：各鉱石の生成確率が新しいY座標に再割り当て
• 1.18以降、1.21.11まで鉱石分布ルール変更なし

つまり、1.7.10→1.17までの採掘知識はほぼ通用しないと考えてください。

2. レッドストーン新時代：新ブロック・新メカニクス完全ガイド

レッドストーン基本仕様は変わらず、周辺が大進化

重要なポイント：レッドストーン信号の伝播・パルス生成・ラッチ回路などの基本的な物理仕様は1.7.10から変わっていません。しかし、新しいブロック・モブが加わり、自動装置の設計の自由度が飛躍的に向上しました。

1.8以降に追加された重要なレッドストーンブロック

観察者ブロック（Observer）

• 機能：ブロック更新を検知し、レッドストーンパルスを出力
• 実装時期：1.11
• 用途：
  • 自動農場の「作物成熟検知」
  • ホッパー・チェストの「アイテム追加検知」
  • ピストン・ドアの「状態変化検知」
• 効果：1.7.10時代の「クロック回路+BUD（ブロック更新検知）」が、シンプルなブロック1個で実現

コンパレーター（Comparator）の安定化

• 1.7.10時代の細かいバグ（更新順序による挙動不安定）が修正
• コンテナ内のアイテム数を正確に検知可能に
• 自動仕分け機の精度向上

銅関連ブロック（1.21世代）

• 銅ゴーレム：ランダムにボタンを押すAI
  • 用途：ガチャ装置・ランダムイベント生成
• 銅ランプ：レッドストーン信号で点灯・消灯
  • 用途：照明制御・装飾・信号可視化
• 銅ホッパー：レッドストーン信号で転送速度調整
  • 用途：物流速度制御・複雑な仕分け機

1.7.10時代との実装例の違い

1.7.10：自動小麦農場（クロック+BUD）

クロック回路（ムーア回路など）
  ↓
BUD ブロック更新検知
  ↓
ピストン駆動（収穫）

課題：BUDが不安定、回路が複雑

1.21.11：自動小麦農場（観察者+ホッパー）

観察者ブロック（作物更新検知）
  ↓
ピストン駆動（収穫）
  ↓
ホッパー→チェスト（自動収納）

メリット：シンプル、安定、拡張性高

3. コマンド体系の全面刷新（1.13以降）

1.7.10 vs 1.21.11：コマンドは「別言語」レベルの進化

1.7.10時代のコマンド体系

/summon Zombie ~ ~ ~ {Health:20,CustomName:Zombie1}
/testfor @a[score_health_min=0]
/tp @p 100 64 100

特徴：

• ターゲット指定が単純（@a @p @e のみ）
• 条件分岐が難しい（/testfor+コマブロ連鎖で対応）
• NBT編集が限定的

1.13以降のコマンド体系

/execute as @a[scores={health=0..}] at @s if block ~ ~ ~ stone run setblock ~ ~ ~ air
/data modify entity @e[type=zombie,limit=1] Health set value 20
/item replace entity @p hotbar.0 with diamond_sword{Enchantments:[{id:"minecraft:sharpness",lvl:5}]}

特徴：

• /executeが超強化：条件分岐・場所移動・対象変更を一行で実行
• /dataで自由なNBT読み書き
• ターゲットセレクタが高度化：スコア・NBT・位置・半径などで複合条件指定
• 関数（function）対応：データパックで複数コマンドをまとめて実行

主要コマンドの進化例

1.21.11で追加された新ゲームルール

/gamerule fire_spread_radius_around_player 32

• 機能：プレイヤー周囲での火の広がり範囲を制御
• 用途：ワールド保護・カスタムマップ設計・実験ワールド

データパック＋関数の活用例

1.13以降、コマンドを「関数」としてファイル化でき、複数コマンドを一括実行できます。

# data/mypack/functions/auto_farm.mcfunction

# 観察者からのパルスを受け取り、自動実行
execute at @e[type=armor_stand,tag=farm_center] run fill ~ ~ ~ ~10 ~ ~10 air replace wheat[age=7]
execute at @e[type=armor_stand,tag=farm_center] run fill ~ ~ ~ ~10 ~ ~10 wheat[age=0] replace air

# スコアボードで状態管理
scoreboard players add @a farm_cycles 1

1.7.10では不可能な、プログラミング並みの制御が実現

4. 1.21.11「マウント・オブ・メイヘム」新要素の衝撃

新マウント・新武器が戦闘・探索を革新

水中マウント「オウムガイ」

• 特徴：水中で高速移動、騎乗中は酸素消費なし
• 用途：海底遺跡・難破船・海底神殿の探索が快適に
• 装備：オウムガイの鎧（新アイテム）で機動力向上

新武器「槍」

• 特徴：
  • レベル依存の前方加速（突進エンチャント）
  • 騎乗時やジャンプで高速攻撃
  • 耐久度・満腹度消費あり
• 新進捗：「モブケバブ」（5体同時攻撃で解除）

敵対マウント・新モブ

サバイバル難易度が大幅向上

5. 1.7.10→1.21.11の主要アップデート変遷

時系列で見る進化の全景

1.8～1.12：海洋・村・エンド拡張

• 海バイオーム強化（サンゴ・難破船・海底遺跡）
• 村襲撃システム（ピリジャー・ラヴェジャー）
• エンドシティ追加
• コマンド拡張（/locateなど）

1.13～1.16：水中・ネザー更新

• 水中ブロック（コンブなど）追加
• コマンド全面改修（/execute強化）
• ネザー大改修（新バイオーム・ピグリン）

1.17～1.19：洞窟・崖・古代都市

• Y軸拡張（-64～320）
• 鍾乳洞・繁茂洞窟生成
• 銅鉱石・深層鉱石追加
• ウォーデン・古代都市実装
• Y=0以下ダンジョン増加

1.20：旅路と物語

• サクラ林・旅路遺跡
• ラクダ・スニッファー（新モブ）
• 防具装飾システム

1.21～1.21.11：トライアル・マウント時代

• トライアルチャンバー・メイス（新武器）
• アルマジロ・新オオカミ
• ペールガーデン（新バイオーム）
• 1.21.11：オウムガイ・槍・敵対マウント

6. 1.7.10ユーザーの移行チェックリスト

最新版で効率を出すための確認項目

• 採掘：Y-54でブランチマイニングを開始（Y11は古い）
• レッドストーン：観察者ブロックの使い方を学ぶ
• コマンド：/execute if/unlessの基本構文を習得
• 探索：オウムガイで海底探索、新バイオーム確認
• 戦闘：槍の使い方、敵対マウント対策を準備
• MOD利用：Java版はForge/Fabricで対応状況確認

MOD対応状況（2025年12月現在）

• Java版：Forge/Fabricで順次対応中
• 統合版：アドオン対応見込み
• 詳細：CurseForgeなどMODコミュニティで最新情報確認推奨

まとめ：1.7.10から1.21.11への旅

Minecraft 1.7.10は「MOD全盛期の永住バージョン」として知られていますが、その後15年近くの進化により、ゲーム世界そのもの（ワールド高度）と遊び方（採掘戦略・自動化・戦闘）が根本的に変わりました。

特に押さえるべき3点：

1. 鉱石採掘：Y-54が新たな最適高度。従来のY11は通用しない
2. レッドストーン：新ブロック（観察者・銅ゴーレムなど）で設計自由度が飛躍的に向上
3. コマンド：1.13の全面改修により、/execute・/dataでプログラミング並みの制御が可能に

最新版へ移行する際は、古い知識を一度リセットし、新しいメカニクスを学び直すことをお勧めします。その投資は、より効率的で創造的なMinecraftライフをもたらします。