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ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra – 概要・比較レポート

👤 いわぶち せいや 📅 2025-09-02 ⭐ 4.2点 ⏱️ 15m

ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra – 概要・比較レポート

ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraは、8.8インチ・2.5K(2560×1600)144Hz駆動の高リフレッシュレートIPSディスプレイを搭載したゲーミングタブレットです。Snapdragon 7+ Gen3(4nmプロセス)CPU、Adreno 732 GPU、12GB LPDDR5X(4266MHz)メモリ、256GB UFS3.1ストレージを備え、Android 14(AllDocube OS 3.0)を搭載[1]。重量約335g、厚さ7.9mmの薄型ボディで、急速充電対応(PD 20W)7300mAhバッテリー、デュアルスピーカー(DTS対応)などを備えています[2]

[2] AllDocube iPlay 70 mini Ultraは8.8インチ・2.5K解像度ディスプレイで144Hz駆動、厚さ7.9mm・重量335gのコンパクト筐体。

主要スペック比較表

同価格帯(3万〜5万円程度)・同等サイズ(7~8インチ)で競合しうる主なタブレットを、スペックと価格で比較します。

製品名OSCPUメモリ/ストレージ画面解像度リフレッシュバッテリー価格(日本)
ALLDOCUBE iPlay 70 mini UltraAndroid 14Snapdragon 7+ Gen3 (8core, 2.8GHz)[3]12GB/256GB8.8″ IPS2560×1600144Hz7300mAh (PD20W)定価約49,999円(発売記念価格約37,999円)[4]
Amazon Fire HD 8 (2024)Fire OS 8 (Android 11)[5]MediaTek MT8169A (6×A55 2.0GHz)[6]3GB/32GB8.0″ TFT1280×80060Hz約13時間駆動約1万5千円(頻繁にセール)[6]
Samsung Galaxy Tab A7 Lite (Wi-Fi)Android 11 (One UI 3.1)[7]Mediatek Helio P22T (8×A53 2.3GHz)[7]3GB/32GB8.7″ TFT1340×80060Hz5100mAh約1万8千円(発売当初)[7]
Teclast T50 MiniAndroid 15MediaTek Helio G99 (6nm, 2×2.2GHz)[8]8GB/128GB8.7″ LCD1340×800120Hz5000mAh約2万円台(海外価格)[8]
Lenovo Tab M8 (2nd Gen HD)Android 10Mediatek Helio P22T (4×A53 2.0GHz)2GB/16GB8.0″ TFT1280×80060Hz~18時間駆動約1万5千円前後(国内モデル)

※表中の価格は発売当初やセール時の目安。ALLDOCUBEは日本で定価49,999円→限定セール37,999円[4]。Amazon Fire HD 8は通常約10,980円前後、Lenovo Tab M8はクアッドコアで18時間駆動のうたい文句[9]。Samsung Tab A7 Liteは3GB/32GBで5100mAh。Teclast T50 Miniは中国で799元(約1.5万円)の安価モデル[8]

価格とコストパフォーマンス

iPlay 70 mini Ultraは国内で定価49,999円で発売され、発売記念クーポンで約37,999円程度で販売されました[4]。実質価格は4万円前後とされ、競合機種と比べると高めですが、スペックに対しては大幅に抑えられた価格設定です。[3]で指摘されるように「Snapdragon 7+ Gen3搭載ながら本体価格は約5万円(発売記念クーポンで約3.8万円)」と、圧倒的なコストパフォーマンスが最大の強みです[3]。たとえば同等性能のiPad mini(第7世代)は8万円前後、Lenovo Legion Tab (8.8”)は7~8万円台であり、これらよりもかなり安価です[3][4]。Fire HD 8やTab A7 Liteはさらに安価ですが、スペック差は大きく、目的次第で選択が分かれます。

UI・使い勝手・日本語対応

ALLDOCUBE iPlay 70 mini UltraはAndroid 14ベースのAllDocube OS 3.0を採用し、日本語UIにも対応しています[1]。一般的なAndroidタブレットのUIで使いやすく、設定から日本語入力も問題なく利用可能です。対して、Amazon Fire HD 8はFire OS(Android 11ベース)を採用し、Androidアプリの制限やAmazon独自ストアへの依存があります[5]。Google Play非対応のためアプリ環境に制限があり、日本語入力キーボードもサイドローディングが必要になる場合があります。Samsung Galaxy Tab A7 LiteLenovo Tab M8はいずれもOne UI/Lenovo UIで日本語完全対応、Google Play利用可能で安定したUIです。Teclast T50 MiniもGoogleサービス対応なら日本語化できますが、公式サポートは限定的です。

UI面では、ALLDOCUBEはほぼ純粋なAndroidでサクサク動作し、高リフレッシュの画面スクロールも滑らかです。全体的に指紋認証や顔認証には対応しておらず、解除はPIN/パターン入力となる点には注意が必要です(デメリットとして後述)[10]。一方、SamsungやLenovo機は顔認証・指紋認証対応モデルがあり、ロック解除が簡単です。

デザイン・ブランド信頼性

iPlay 70 mini Ultraは薄型メタルボディを採用し、高級感のある仕上がりです。公式レビューでも質感の高さが指摘され、4万円台とは思えない堅牢な造りと評価されています[11]。一方でAllDocubeは中国系ブランドで日本では新興勢力ですが、日本市場では発売直後から連続完売という人気ぶりも報じられています[11]。そのため「ブランド信頼性」はSamsungやLenovoなど老舗ブランドには及ばないものの、性能に見合った満足度が得られているようです[11]。デザイン的には側面ボタン配置やカメラ位置など一般的で、特筆すべき点は特にありません。

入手性・国内対応

ALLDOCUBE製品は国内公式ストア(Amazon.jp、楽天市場など)で販売されています[4][12]。Amazon・楽天共に「ALLDOCUBE公式」ショップが存在し、技適マーク登録済みで日本の通信法にも準拠しています(出店者情報に「技適認証済み」と明記)[13]。周波数対応としてはWi-Fi6(2.4/5GHz)およびBluetooth 5.4対応で、LTEモデルはありません(Wi-Fi専用版)[10]。競合製品では、Amazon Fireは日本向け正規品がなく技適も不明な点、Samsung/Lenovoは日本市場向けモデルで技適・国内バンド対応済み、Teclastは技適未確認で輸入品扱いになります。一般向け量販店ではSamsungやLenovoタブレットが入手しやすく、FireはAmazonの輸入販売、AllDocube/Teclastはオンライン限定の傾向です。

実際のユーザーレビュー・評価

発売から間もないためAmazon.co.jpのレビューは少ないですが、楽天市場の公式ストアでは**平均評価4.69/5(554件)**と高評価です[12]。多くの購入者が「期待以上の性能」「価格以上の価値」と好意的に評価しており、パフォーマンスやディスプレイ品質、バッテリー持ちが特に評価されています。一方でデメリットとして「GPSや指紋認証が無い」「初期不良への対応」を指摘する声もあります。比較すると、SamsungやLenovoタブレットは既存利用者が多く安定した評価が見られ、Fire HD 8は価格面での評価が高い反面、UIの制限に不満が挙がっています。ALLDOCUBEは国内では新興ブランドながら、このクラスの製品では異例の高評価を獲得している点が特徴です[12][11]

用途別の適性

  • 電子書籍・読書:大画面(8.8″)と高解像度により文字が読みやすく、画面スクロールも144Hzで滑らかです。バッテリーも大容量(7300mAh)なので長時間の読書に適します。ただし重量335gは7インチ台としては重めなので、長時間片手持ちにはやや負担です。Fire 7/HD 8(小型・低解像度)は価格重視向き、Tab A7 Liteは軽量ですが解像度や文字の小ささで劣ります。
  • 動画視聴:8.8インチの大画面+2.5K解像度で動画が高画質に楽しめます。Widevine L1対応のためNetflix等の高画質ストリーミングも可能(Apple・Samsungタブレットと同等)[4]。バッテリー駆動時間も良好で、モバイルバッテリーへの逆充電機能も備えています。Fire HD 8も動画用途では手頃ですが解像度低め、Tab A7 Liteは画面が小さくHDR非対応、Lenovo Tab M8は本来のHD(1280×800)画質になります。
  • ゲーム:Snapdragon 7+ Gen3とAdreno 732の組み合わせで、3Dゲームも高負荷設定で快適に動作します。実際のベンチマークでもAntutu約137万点を記録し、前モデル比2.5倍以上の性能です[14]。144HzディスプレイもFPSやレーシングゲームで有利です。対してFireタブはエントリーCPU、A7 Liteもカジュアルゲーム向け、Lenovo Tab M8は性能不足です。重めのゲーム用途には、ALLDOCUBEが圧倒的に適しています。
  • ビジネス・仕事:Android 14でOfficeアプリやWeb会議ツールが利用可能です。大画面で資料が見やすく、バッテリー持ちも十分。付属ペンはないため手書きや細かい作業は別途タッチペンが必要です。Wi-Fi版のみなので外出先での常時接続には向きません。Fireやレノボは日本語入力やアプリ互換性で便利ですが、FireはGoogleサービス非対応なのがネック。小型モデルは携帯性重視ですが生産性はAllDocubeほど高くありません。

用途別:重要視すべき要素

  • 電子書籍:画面の文字表示品質(解像度、サイズ)、バッテリー持ち、軽量さ。iPlay 70 mini Ultraは高解像度・大画面・長時間駆動で有利(335gとやや重い点に注意)。
  • 動画視聴:ディスプレイ解像度/輝度、Widevine対応(HD再生)、スピーカー品質、バッテリー容量。iPlay 70 mini Ultraは2.5K・Wiedevine L1・DTSスピーカーで優秀[4]
  • ゲーム:CPU/GPU性能、リフレッシュレート、冷却機構。iPlay 70 mini UltraはSnapdragon 7+ Gen3+144Hzで快適性能[3][14]。競合機は性能不足。
  • 仕事・学習:OS最新度(Android 14)、入力環境(日本語キーボード対応)、軽量性。iPlay 70 mini Ultraは最新OS搭載で互換性良好ですが、生体認証なし[10]やケース未付属など注意点もあります。

比較まとめ・メリット・デメリット

以上を踏まえ、iPlay 70 mini Ultraのメリット/デメリットを整理します。

  • メリット
  • 圧倒的なコスパ:Snapdragon 7+ Gen3搭載でありながら、実売価格は5万円以下(クーポン適用で約3.8万円)と非常に安価[4][3]。同クラスでは他に類を見ない価格設定です。
  • ハイエンド級の性能:Antutu約137万点級の高性能CPUにより、最新3Dゲームや負荷の高いアプリも快適に動作します[14]
  • 滑らかディスプレイ&大容量バッテリー:144Hz駆動+2.5K高解像度ディスプレイで映像表示が非常に滑らか。7300mAhバッテリーにより長時間駆動が可能で、動画視聴やゲームも安心して続けられます[15]
  • 付属品・機能の充実:PD20W急速充電器が同梱され、購入後すぐ高速充電可能。さらに6Wリバースチャージ機能(スマホへの充電)など便利機能も備えています[16]。Wi-Fi 6/Bluetooth 5.4対応で通信環境も最新です[17]
  • 日本語対応・Widevine L1:OSはAndroid 14で日本語UIをサポート。Widevine L1対応なのでNetflix等も高画質再生可です。
  • デメリット
  • GPS・モバイル通信なし:GPS受信機能を持たず、Wi-Fi版のみの販売のため単体での位置情報利用や通信ができません[10]
  • 生体認証非対応:指紋・顔認証は非搭載で、端末解除はPIN/パターン方式のみ。使い勝手やセキュリティ面で劣ります[10]
  • カメラ性能控えめ:前面5MP、背面13MPと画素数は同クラス平均程度で、最新タブレットとしてはやや見劣りします。ビデオ会議や書類撮影が多い用途では物足りないかもしれません。
  • 急速充電は20Wまで:PD 20W充電対応ですが、競合の一部ゲーミングタブレット(例:Lenovo Legion Tab)がより高速充電(68W)をサポートするのに比べると、充電速度は中速です[16]
  • 携帯性と重量:8.8インチとしては薄型軽量ですが、前モデルよりやや重く(前モデル約310g→335g)[2]。カバーレスで傷つきやすいため、保護ケースやフィルムは別途用意する必要があります(仕様上付属しません)。

これらの比較表とメリット・デメリットを踏まえると、ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraは「高性能を重視しつつ価格を抑えたいゲーミング・エンタメ重視ユーザー」に最適なタブレットです。電子書籍や動画、軽い作業には十分で、特に最新3Dゲームを快適に楽しみたい方には他機を大きく上回る性能を発揮します。一方で、GPSや生体認証が必須の用途、またはAppleや大手ブランドのエコシステムに拘るユーザーには適さない点に注意が必要です。[4][10]

参考資料: 各製品公式仕様、国内販売店情報、およびレビューメディア[1][6][7][8][4][11][12][3][10]による。

[1] [2] ハイエンド中華タブ8.8型「iPlay 70 mini Ultra」は買いか、プライムデー+クーポンで超特価39,999円に、スペックほか

https://tabkul.com/?p=298960

[3] [10] [14] [15] [16] [17] iPlay 70 mini UltraとMini Turboを徹底比較レビュー! - 秋葉原ぶらり

https://akiba.jpn.org/?p=110670

[4] ついに来た。ALLDOCUBE「iPlay 70 mini Ultra」はAnTuTu 140万点のSnapdragon 7+ Gen 3を搭載した8.8インチ2.5Kタブレット | がじぇっとりっぷ

https://gadgetrip.jp/2025/04/alldocube_iplay70_mini_ultra/

[5] [6] Fire Tablet Specifications: Fire HD Models | Fire Tablets

https://developer.amazon.com/docs/fire-tablets/ft-device-specifications-firehd-models.html

[7] Amazon.com : SAMSUNG Galaxy Tab A7 Lite (2021, 32GB, 3GB RAM) 8.7” (WiFi + Cellular) 5100mAh Battery, Android 11, 4G LTE Tablet GSM Unlocked, International Model - SM-T225 (Fast Car Charger Bundle, Gray) : Electronics

https://www.amazon.com/Samsung-Cellular-5100mAh-Unlocked-International/dp/B0973MR9XX

[8] Teclast T50 Mini Launched with Helio G99 and Android 15

https://mymobprice.com/blog/article/teclast-t50-mini-launched-b1551

[9] Lenovo Tab M8 HD (2nd Gen) - TabletKiosk

https://www.tabletkiosk.com/product/lenovo-tab-m8-hd-2nd-gen/

[11] ブログ – Alldocube Japan

https://www.alldocube.com/jp/blog/

[12] 〖楽天市場〗〖クーポンで40,999円〗ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra タブレット 8.8インチタブレット Snapdragon 7+Gen3 Wi-Fi6 144Hz Androidタブレット 8インチタブレットPC 20GB+256GB Widevine L1 2560×1600解像度 ジャイロ 光センサー LPDDR5X UFS3.1(ALLDOCUBE公式 楽天市場店) | みんなのレビュー·口コミ

https://review.rakuten.co.jp/review/item/1/425378_10000059/1.1/

[13] 【楽天市場】【クーポンで40999円】ALLDOCUBE iPlay 70 mini …

https://item.rakuten.co.jp/alldocube/iplay70miniultra-cp/

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